子どもの脳力がグンと伸びるニュースレター

  1. 睡眠が不足すると脳が縮んでいくって本当?

    子どもの脳の発達に欠かすことができないのが「睡眠」です。充分な睡眠時間をとっている子どもは、慢性的に寝不足な子どもに比べて海馬の体積が大きく、基本的な記憶力も優れているということが脳画像の解析から判明しつつあります。夜遅くまで起きていても元気!こんなお子さんは要注意です。子どもは自分が気づかないうちに睡眠不足状態になりがちです。自分がたとえそう感じていなくても心身ともに大きなストレスになっているということですね。そのため睡眠不足という自覚がなくても海馬の成長は鈍ります。ただしどんな子どもでもたくさん寝れば良い!というわけでもありません。「成長期ごと」の「適正な睡眠時間」というのがあります。いっぱい寝たから脳は成長した、海馬が大きくなった!ということではないので気をつけてくださいね。さて十分な睡眠を取るために、子ども部屋はどのようにしたら良…

    2020.03.30

  2. 子どもにスマホは必要なの?

    以前にこのニュースレターで、ゲームをする子は頭が良くなるとお伝えしました。同じように子どもの頃からスマホに親しんでいる人も多くなっています。私は二人の息子には小学校に入った頃から一定の管理下のもとスマホをもたせていました。理由は防犯(GPS)と好奇心・探究心を満足させるためです。総務省が毎年発表している「青少年のインターネット利用環境実態調査」という調査結果によると、小学生のスマホ所有率は2018年時点で約46%まで増加しています。モバイル社会研究所の調べによると小学一年生でも約30%の所有率となっています。小学生の頃からスマホをもたせることについては議論が分かれますね。多くの意見は「小学生にスマホをもたせるべきではない」ということになるでしょう。原因は視力低下、依存、コミュニケーショントラブル、犯罪に巻き込まれるなどが考えられます。スマホのもっとも便利な部分が…

    2020.03.26

  3. 子供の手伝いは効果的?

    子供のお手伝いの効果は?

    家事のお手伝いは「かしこい脳づくり」に効果的です。手順を考えたり、置き場所を記憶したり、計量したり数えたり指先を使ったりと、お手伝いは脳のあらゆる分野に刺激を与えます。(出典:川島隆太 「頭のよい子に育てるために3歳から15歳のあいだに今すぐ絶対やるべきこと」 アチーブメント出版)特に配膳のお手伝いは有効です!テーブルに配置するにも何を並べたらよいか、食事を取り分けるときにも人数と量を計算したりと色々と考えることがあります。大人になると「家事は重労働!」と思うかもしれませんが子どもにとっては遊びと同じ興味の場です。大人が失敗に備え作業を細かく教えてあげたり、お手本を見せてあげるのも良いですね😊子どもはお手伝いが上達していくと「自分のことをできることは気持ちがいいこと」と満足でき、楽しみながらお手伝いをするようになります。小さなお子さんであれば…

    2020.03.16

  4. 朝ご飯の正しい摂り方

    朝食は摂り方が大切です

    前回朝ごはんの内容について書きましたが、今回は「どのように摂るか」が大切だということをお伝えしたいと思います。皆さんはお子さまと一緒に朝食を食べていますか?実は毎日家族が揃って朝ごはんを食べている家庭は、全体の半数にも満たないそうです。幼い子どもが一人ぼっちでおかずのないごはんを食べている、そんな光景が日本中で至るところにあるのが現実です。食事までの過程も大事な知育です。子どもたちが心身を健全に発達させ、学習意欲をもてるよう家族が揃ってきちんとおかずのある朝ごはんをいただくことがとても大切なことなんです。「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶をしっかりと行い、配膳を一緒にするなど食事までの過程を子どもたちと共有することで、人間関係の作り方や食物の大切など様々なことを教えてあげられます。朝ごはんは一日の始まりを作る大切なコミュニケーションの場なんですね…

    2020.03.12

  5. 朝食はパンかご飯か

    朝食はパン派?ごはん派?

    よくごはん派とパン派でダイエット論争になったりしますが、今回は別のポイントで違いをみてみましょう。脳医学者の研究によると朝食にごはんを食べる子どもたちのほうが、菓子パンを食べる子どもたちに比べてIQが高いという結果が出ています。(出典:瀧靖之 「賢い子」に育てる究極のコツ 文響社)これはGI(グリセミック・インデックス)の低い食品のほうが血糖値が上がりにくく、急激に脳にブドウ糖を送らないので持続的に栄養を得ることにつながるとされています。実は白米の成分も決してGIは低くないのですが、ごはんはおかずを一緒に摂取することができるので、菓子パンに比べて脳の成長に良いという結果になります。*これはあくまでも炭水化物の比較で、肉類などのタンパク質やその他の栄養成分の影響は無視しています。ポイントとしては1.朝食は必ず摂る(脳にエネルギー補給をする)…

    2020.03.09

  6. 不平不満

    不平不満ばかり言うと…

    最近家族に指摘されるのですが、「パパは家でネガティブなことばかり言っている」ネガティブ思考は脳に致命的なダメージを与えるそうです。神経科学者で作家のアレックス・コーブ氏によれば、「うつ病は脳の神経可塑性によって引き起こされている」そうです。つまりうつ病は脳の病気ではなく脳の神経回路が悪い方向に組み立てられていることが原因である可能性が高く、「ネガティブ思考」がうつ病の発生を促進させる可能性が高いと結論づけています。脳のメカニズムはだんだん解明されていますがまだ未知の部分も多いようです。例えば感情や経験が脳のどの番地に電気信号を送られているのかなどはほとんど解明されていますが、長年の行動や経験、突発的な出来事が脳にどのような影響を与えるのかについては未知の部分がまだまだあります。しかしネガティブ思考が脳の神経回路に悪い影響を及ぼすことは多くのサンプ…

    2020.03.05

  7. 家具の音楽

    家具の音楽

    クラシック音楽の世界にも「人の心を動かさない音楽」をたくさん書いた人がいます。フランスの19世紀の音楽家エリック・サティです。彼は「まるでそこにある家具のように存在を意識しない曲」を書きました。その名も「家具の音楽」です。エリック・サティの書いた「家具の音楽」はBGMの先駆けになるコンセプトでした。音楽は演奏者と向き合って静かに聴くものだと決まっていましたが、彼は演奏会の休憩時間にこの曲を演奏し、観客に「決して耳を傾けないで」と注釈を入れました。その音楽は短いフレーズを何度も何度も繰り返すだけのものですが、残念ながら耳を傾けてしまう不思議な感覚があります。BGMとしては失敗作ですね。近代になると今度はジョン・ケージが有名な「4分33秒」というピアノ曲を発表しました。ピアノもピアニストも舞台に登場しますが、ピ…

    2020.03.02

  8. 環境音と集中力

    環境音と集中力の関係

    YouTubeで検索してみると、「環境音」というタイトルでファミレスや図書館の音をそのまま録音して配信されている動画が沢山あるのに気づきました。一体、何に使うの?と思ったら、勉強や仕事をする時のBGMとして使う人がいるんですね。(てっきりアリバイ作りに使うものだと思っていましたが)このことが示すように、完全な無音より適度な生活騒音がある方が集中力が増すという報告があります。つまり、集中力を阻害する要素を日常の雑音がマスキングする効果があるんです。現代社会では完全無音の状態で仕事や勉強をすることはとても難しいことです。喫茶店や仕事場で仕事をする上で多少の雑音には脳が慣れてしまいます。逆にBGMやアナウンスに気がとられると集中が途切れますので、意識しない音環境がむしろ集中力を上げると言えます。…

    2020.02.27

  9. 大人の脳と記憶力

    大人の海馬と記憶力

    大人の脳力アップについては今まであまり書いていませんでしたが、気になるのはやはり記憶力と集中力の低下ではないでしょうか。記憶力については海馬が大きな働きをします。海馬は脳内で唯一新しい細胞が常に作られる部分だと言われ,比較的新しい記憶を保管する役割があり、古い記憶は大脳皮質に保管されているということが分かっています。高齢になると今起こったばかりのことを忘れてしまうのは、海馬の働きが弱くなったということですね。記憶力を高めるには海馬に良い刺激を与えることが大切です。海馬は忘れても良い記憶と覚えておくべき記憶を分ける働きもあります。覚えておくべき記憶として脳にインプットするために「何度も繰り返して覚える」「声に出して読む」「画像に印象付けて覚える」など、入試などの時に使ったテクニックがやはり有効なようです。実は大人の脳は、全てを覚えて…

    2020.02.24

  10. 脳とピアノ

    脳とピアノ

    ある有名なピアニストのお話です。その方は数年前重篤な脳梗塞を患い、生死の境を彷徨われたのですが、特に前頭葉に大きなダメージを負われたそうです。本来前頭葉が機能しなくなると感情が平坦になり言語に支障が出ることが多いですが、そうならなかったのはピアノをやっていたおかげだと言うのです。何度か書きましたが、ピアノを演奏することは脳にとても良いことが分かっています。彼の場合「右脳と左脳を繋ぐ脳梁が太く発達していた」ことが幸いして後遺症も残らず、奇跡だとお医者さんに言われたそうです。楽器の中でもピアノが特に脳に良いと言われているのは、右手と左手を別々に動かす能力、さらに楽譜を先読みし記憶してさらに表現をするという一連の動きが、脳のあらゆる部分に作用するからです。しかも音域が広く、特色のある音色が脳に良い影響を与えているようです。ところが統計による…

    2020.02.21

もっと見る
PAGE TOP